石垣山一夜城
神奈川県の城
国の史跡
続日本100名城(126番)

概要

石垣山城(いしがきやまじょう)は、神奈川県小田原市早川にあった陣城跡である。石垣山一夜城または太閤一夜城とも呼ばれている。
豊臣秀吉が1590年(天正18年)の小田原征伐の際に小田原城の西3kmにある笠懸山の山頂に構築した。小田原城から見えないように築き、完成後に周囲の木を伐採したため、北条氏側に一夜にして築城されたかのように見せて驚かせ、戦闘意欲を失わせる効果を果たした、といわれる(一夜城の名もそれに由来する)。
石垣や櫓を備えた本格的な「近世城郭」であり、関東で最初に造られた総石垣の城であった。約3〜4万人を動員し、80日で構築された。秀吉はこの城で茶会を開いたり、天皇の勅使を迎えた。当時、天守があったかは不明であるが、天守台跡はある。関東大震災で石垣に被害を受けたが、井戸曲輪の石垣は地震に耐えて現在もよく残っている。この城の縄張りは城郭研究者の外川淳などは、長方形の郭や濠などが非常に肥前の名護屋城に似ていることから、黒田如水であったとしている。
1959年に国の史跡に指定され、現在は石垣山一夜城歴史公園として整備されている(史跡指定にかかわる内容は「石垣山」参照のこと)。

(出典元:Wikipedia)

石垣山一夜城歴史公園入口の石碑

石垣山一夜城歴史公園入口の石碑

この城を秀吉が一夜にして築いたかのように見せかけたという伝承から石垣山一夜城と言われたとされている
石垣山一夜城天守台跡

石垣山一夜城天守台跡

石垣山は標高257mの本丸からは小田原城や城下の様子が一望できる
石垣山一夜城から望む

石垣山一夜城から望む

山頂から相模湾を眺望する

名称

    • 石垣山一夜城

別名

    • 石垣山城

城郭構造

    • 梯郭式山城

築城主

    • 豊臣秀吉

主な城主

    • 豊臣氏

築城年

    • 天正18年(1590年)

遺構

    • 石垣、曲輪、堀切、井戸

所在地

    • 神奈川県小田原市

五七桐紋

五七桐紋
豊臣氏の家紋例である