福島県の城
概要
大館城(おおだてじょう)あるいは大館は、福島県いわき市の内郷御台境町・好間町下好間・平にかけて存在した戦国時代の城。当時は平城(たいらじょう)や平大館のように呼ばれたと想定される。
1980年代末ごろから、江戸時代の磐城平城(いわきたいらじょう)と区別・対比するため、飯野平城(いいのたいらじょう)の名称が大館のほかに使われるようになる。
正確な築城年代は不明だが、岩城氏(海道平氏)の庶流の白土隆弘(岩城常朝)が築いたという伝承が正しいとすると、14世紀後半ないし15世紀初頭ということになる。
白土隆弘の孫で嘉吉の内紛を制し岩城一族惣領の地位を得た岩城隆忠のとき、あるいはさらにその孫で浜通り南部の戦国大名と化しつつあった岩城常隆が1483年(文明15年)に、当地へ本拠地を移したという。
その後代々岩城氏当主が居城としたが、関ヶ原の戦い後に所領を没収され、1602年(慶長7年)に鳥居忠政が10万石で入部し、大館城の新たな城主となった。忠政は徳川幕府の命を受けて、大館城の東に新たに磐城平城を12年かけて築き、完成とともに居城を移した。これに伴い、大館城は廃城となった。
さらに陸奥石川氏あるいは上記の岩城氏の一族の大館氏はこの地名によって派生したともいわれている。
(出典元:Wikipedia)
大館城跡
岩城氏が飯野村に築いた城である
大館城跡
入口にある石碑である
史跡大館城址
関ケ原合戦後岩城家は徳川家康の命により除封となる
名称
- 大館城(睦奥国)
別名
- 平城・平大館・飯野平城
城郭構造
- 山城
築城主
- 岩城氏
主な城主
- 岩城氏・鳥居氏
築城年
- 不明
所在地
- 福島県いわき市
連子に月
岩城氏の家紋である