石川県の城
続日本100名城(136番)
国の史跡

概要

鳥越城(とりごえじょう)は、石川県白山市三坂町(旧鳥越村)にある中世の日本の城(山城)跡。大日川を挟んだ対岸に位置する二曲城(ふとげじょう)とともに国の史跡に指定されている。史跡指定名称は「鳥越城跡 附(つけたり) 二曲城跡」。
白山麓山内惣庄の旗本鈴木出羽守を城主とし、天正初年(1573年)頃、織田信長による加賀一向一揆討滅の経路がはかられる中で、門徒集団である山内衆の抵抗の拠点として築城されたもの。
天正8年(1580年)、織田方の柴田勝家軍によって落城し、山内衆の主領鈴木一族は滅ぼされる。その後この城は織田方の吉原次郎兵衛の管理下に置かれたが、白山麓門徒の抵抗は続き、攻防戦が展開された。
しかし天正10年(1582年)3月1日、織田方の佐久間盛政によって鎮圧され、三百余人が磔に処せられた。
この城は、加賀一向一揆の栄光と挫折を最後まで担い続けた、白山麓門徒たちの記録として歴史上の意義をもつ。

(出典元:Wikipedia)

鳥越城桝形門

鳥越城桝形門

復元された桝形門である
鳥越城本丸跡

鳥越城本丸跡

本丸には磁石建物跡・堀立柱建物跡・井戸跡・溝跡が発掘されている
鳥越城丸柵列

鳥越城丸柵列

柵列を巡らして防備を固めていた

名称

    • 鳥越城

別名

    • 別宮城

城郭構造

    • 連郭式山城

築城主

    • 鈴木出羽守

主な城主

    • 山内衆

築城年

    • 天正初年(1573年)頃

遺構

    • 土塁、空堀、曲輪

所在地

    • 石川県白山市