鳥取県の城
続日本100名城(168番)
国の史跡
概要
若桜鬼ヶ城(わかさおにがじょう)は鳥取県八頭郡若桜町若桜に存在した日本の城。城跡は国の史跡に指定されている。
因幡三名城(この他に鳥取城、鹿野城)のひとつに数えられる名城である。
播磨・但馬両国に通じる街道を扼する標高452メートル(比高252メートル)の鶴尾山山頂部から尾根部分に曲輪群を設けている。主に木下・山崎氏時代の主要部と国人・矢部氏時代の古城部に分けられ、中世城郭と石垣で作られた近世城郭の両方の遺構が残っている。また、主要部の石垣には元和3年(1617年)の破城の形跡が見られ各所で崩れた石垣が確認される。
鳥取県教育委員会が平成10年(1998年)から15年(2003年)にかけて実施した県内の城館分布調査で全国的にも類を見ない遺構が発見され、国の史跡級の城跡であることが確認された。国の史跡への指定は土地の権利などの問題で以前から難航していたが、平成20年(2008年)3月28日に実現した。
2017年(平成29年)4月6日、続日本100名城(168番)に選定された。
(出典元:Wikipedia)
本丸跡
若桜宿の南側にそびえる鶴尾山に築かれた鬼ヶ城は因幡の重要拠点として栄えていた
天守台
本丸南側に張り出した形をしている
三の丸跡
現在も本丸・二の丸・三の丸などに石垣が残っている
名称
- 若桜鬼ヶ城
別名
- 鬼ヶ城、若桜城
城郭構造
- 連郭式山城
築城主
- 矢部暉種
主な城主
- 矢部氏、山中氏、八木氏、木下氏、山崎氏
築城年
- 正治2年(1200年)以後
遺構
- 郭、石垣、虎口、竪堀、櫓台
所在地
- 鳥取県八頭郡若桜町