一万石以上の城
群馬県重要文化財
概要
高崎城(たかさきじょう)は、群馬県高崎市にある日本の城である。
江戸時代は高崎藩の藩庁となった。
高崎城は烏川に沿って築城された輪郭梯郭複合式の平城である。本丸には御三階櫓(天守)と乾(いぬい/北西)、艮(うしとら/北東)、巽(たつみ/南東)、坤(ひつじさる/南西)の4基の隅櫓があった。現存するのは乾櫓(県重文指定)のみである。本丸を囲むように、西の丸、梅の木郭、榎郭、西曲輪、瓦小屋があり、二の丸、三の丸が梯郭式で構えられていた。城の周りは土塁で囲まれ、石塁はほとんど造られなかった。かつて城内には本丸門など16の門があり、通用門として使われていた東門(市の重要文化財)だけが移築復元されて現存している。また、三の丸土塁と水堀は現在の町並みにも活きており、当時の面影を今に伝えている。
現在城址は市街化が進み、超高層21階の市役所や音楽センターなど公共施設が多く並ぶ。お堀の周辺は高崎城址公園として、約4.9haが整備されており春には約300本のソメイヨシノやツツジが満開となる。城を囲む土塁の上は遊歩道になっている。
(出典元:Wikipedia)
乾櫓と東門
周辺は高崎城址公園や遊歩道となっている
現存東門
通用門として使われていたとされている
現存乾櫓
櫓として現存するのは乾櫓のみである
名称
- 高崎城
別名
- 和田城
城郭構造
- 輪郭梯郭複合式平城
築城主
- 井伊直政
主な城主
- 井伊氏、諏訪氏、松平氏、安藤氏
築城年
- 1597年
江戸期石高
- 高崎藩・井伊氏12万石
遺構
- 乾櫓・東門(移築)、土塁、水堀
所在地
- 群馬県高崎市
彦根橘
井伊氏の家紋である