島原城
日本の100名城 091番
一万石以上の城
長崎県指定史跡

概要

島原城(しまばらじょう)は、長崎県島原市城内にあった日本の城。別名は「森岳城」や「高来城」。城跡は長崎県指定史跡に指定されている。
有明海に臨み、雲仙岳の麓に位置する。城郭の形式はほぼ長方形の連郭式平城で、高く頑丈な石垣が特徴である。本丸は周りを水堀で囲まれており、二の丸と廊下橋形式の木橋一本で繋がれている。橋を壊せば本丸を独立させることが出来るが、逆に袋の鼠状態になり、しかも廊下橋は、防備上矢玉が当たりにくくなるので、縄張りの欠陥とも言える。同じ事例に、高松城の天守郭(本丸)がある。また、天守は破風を持たない独立式層塔型5重5階(初重の屋根を庇として4重5階とも)で最上階の廻縁高欄を後に戸板で囲ったため「唐造り」のようになっていた。
江戸時代は島原藩の政庁であり藩主の居所であった。成立当時の領主である松倉氏の知行は4万石であったが、総石垣で天守と櫓49棟を建て並べた。火山灰や溶岩流でなる地盤での普請工事は困難であったとされ、関わった領民の一揆を引き起こす一因となった。
明治以降は廃城処分となり建物などは撤去され、現在は本丸に天守・櫓・長塀が復興され、城跡公園となっている。

(出典元:Wikipedia)

復元された天守

明治9年に破却となったが昭和39年に復興された

復元された丑寅櫓

民具資料館となっている

復元された巽櫓

北村西望の記念館となっている

名称

    • 島原城

別名

    • 森岳城、高来城

城郭構造

    • 連郭式平城

築城主

    • 松倉重政

主な城主

    • 松倉氏、松平(深溝)氏

築城年

    • 寛永元年(1624年)

江戸期石高

    • 島原藩・戸田氏7万7千石

遺構

    • 石垣、堀

所在地

    • 長崎県島原市

九曜

九曜
松倉氏の家紋である