宮崎県

流鏑馬神事
流鏑馬神事
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流鏑馬神事
流鏑馬神事
 

概要

神事流鏑馬は鎌倉武士の装束に身を固めた騎馬武者たちが、馬を疾駆して大弓で的を射る古神事です。
深縁の神苑にくり広げられる勇壮華麗な春のこの神事は、さながら一幅の絵を見るように、懐かしい古く、日向の国は真蘇我よ、蘇我の子等は馬ならば日向の駒よ太刀ならば呉の真刀諸哉我の子等を大君の使はすらしきと(日本書紀)推古天皇の御代の豊明に謳われ、良駿の産地でありました。流鏑馬の発祥は詳らかではありませんが、神武天皇さま御東遷前の故郷で、古来敬神尚武の気風篤く、古武道精神の精髄ともいうべき流鏑馬が盛大に催されたことは当然でありました。

宮崎神宮の流鏑馬神事は、古くは「ヤクサミの神事」と称し、百井塘雨(もものいとうう、?-1794)の『笈埃(きゅうあい)随筆』に、その頃の様子が記されています。それによると、毎年秋の祭礼日に盛大に催され、開始前には神前において礼式を行っていましたが、その実は競馬として行われており、本来の姿とは程遠いものであったようです。
昭和15年(1940)、紀元二千六百年祭奉祝記念事業の一環として流鏑馬馬場が新造され、小笠原流の斉藤直芳に指導を仰ぎ、それ以前の古式も尊重して、「古式流鏑馬」が再興されました。現在は、毎年4月3日に五穀豊穣を祈る神事として執り行なわれています。

(出典元:宮崎市ホームページ)

正式名称
神事流鏑馬
開催時期
4月
寺社
宮崎神宮
会場
宮崎県宮崎市