山形県
ユネスコ無形文化遺産
国の重要無形民俗文化財
 

新庄祭り
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概要

新庄まつり(しんじょうまつり)は山形県新庄市で開催される祭である。
山車を町衆が作り、囃子を近隣の在郷衆(ざいごしゅう、農村部の住民)が行い、それぞれを「若連」「囃子若連」と称する。山車は、歌舞伎や御伽話を再現したものであり、囃子は、「寄せ笛」「宿渡り(すくわたり)」「羯鼓(かっこ)」「二上がり」の4曲目がある。
1756年(宝暦6年)から始まると伝えられている。この前年、いわゆる「宝暦の大飢饉」により、新庄藩は未曾有の大飢饉に見舞われ、領内では多数の餓死者がでた。新庄藩5代藩主の戸沢正諶(まさのぶ)は、領民に活気と希望を持たせると共に、豊作祈願をするため、新庄城(現在の最上公園)内に鎮座する天満宮(戸沢氏の氏神)の祭典を行った。これが新庄まつりの起源と考えられている。記録にはじめて山車が登場したのが1776年であり、現在の山車の原型といえる飾り物・花笠鉾などの行列が当時から存在していると考えられ、祇園祭の影響が見られると言う。
新庄まつりは年を経るごとに大掛かりになり、1962年(昭和37年)には灯籠(灯篭)によるライトアップがされるようになる。[要出典]その後も、灯籠に代わって山車に発電機を仕込んで電飾によるライトアップが行われるようになり、ますます山車が色鮮やかに飾り付けられるようになった。
市内の道路が舗装される前はデコボコの道路を砂塵を巻き上げながら山車が運行され、まるで人形が生きているように見えたと言う。また、市内に電線が張られたり、道路改良が行なわれる前は、より大きな山車を作ることに血道をあげていたが、現在は、電線の高さや道路の幅に合わせた大きさの山車に統一されるようになった。
年々観光客が増え、それにしたがって有料観覧席が設けられるなどし、2006年には、250周年を迎えその記念として27日も山車の運行を行った。
2009年3月11日、「新庄まつりの山車行事」として重要無形民俗文化財に指定された。
2016年11月30日、「山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコの無形文化遺産に登録された。

(出典元:Wikipedia)

正式名称
新庄まつり
開催時期
毎年8月24日・25日・26日
寺社
戸沢神社・天満神社
会場
山形県新庄市