一万石以上の城
概要
高島城(たかしまじょう)は、長野県諏訪市にある日本の城である。
城郭の形式は連郭式平城である。かつては諏訪湖に突き出した水城で「諏訪の浮城(すわのうきしろ)」と呼ばれていたが、江戸時代初めに諏訪湖の干拓が行われ、水城の面影は失われた。しかし、浮城の異名を持っていたことから日本三大湖城の一つに数えられている。
日根野氏によって総石垣造で8棟の櫓、6棟の門、3重の天守などが建て並べられ近世城郭の体裁が整えられたが、軟弱な地盤であったため、木材を筏状に組み、その上に石を積むなどの当時の最先端技術が用いられた。それでも石垣が傷みやすく、度々補修工事を加える必要があったという。7年間の短期間で築城したため、かなり無理をしたらしく、地元では「過酷な労役に苦しんだ」「石材を確保するため、金子城の石材は全て持ち出したほか、墓石、石仏も用いられた(転用石)」などの伝承が残る。
(出典元:Wikipedia)
復元天守
昭和45年に復元され内部は資料館と展望台になっている
冠木門
石垣に設けられた武者溜りが特徴的である
三の丸御殿裏門
三之丸にあった御殿の裏門が移築されている
名称
- 高島
別名
- 諏訪の浮城、島崎城
城郭構造
- 連郭式平城
築城主
- 日根野高吉
主な城主
- 日根野氏、諏訪氏
築城年
- 1592年
江戸期石高
- 諏訪藩・諏訪氏3万2000石
遺構
- 石垣、堀、門
所在地
- 長野県諏訪市
諏訪梶の葉
諏訪氏の家紋の一例である