一万石以上の城
国の史跡
概要
苗木城(なえぎじょう)は、岐阜県中津川市にある日本の城である。
苗木藩の藩庁が置かれた。国の史跡に指定されている。
「赤壁城」の別名があり、城の壁は白漆喰ではなく赤土がむき出しになっていたと伝えられる。その理由については、木曽川に住む竜が白い色を嫌い、何度漆喰を塗り直しても嵐を起こしてはぎ取ってしまったという話が残されている。
また、中部日本新聞(後の中日新聞)夕刊に1960年代前半に掲載されていた「ふるさとの童話」という記事にも同じような物語が紹介された。苗木城は美しい白壁の城として完成したが、一夜明けると漆喰が全部落ちて赤土が露出している。何度塗りなおしても、朝になると同じことであった。殿様は、犯人を見届けてやろうと、一人で夜の天守閣で見張っていた。すると、夜空が掻き曇って雨風が出て来たかと思うと、恐ろしい大きな竜が現われ、熱い息を城に吐きかけると、たちまち壁が落ちてしまったという。
実際には、苗木藩が経済的に弱体で漆喰を塗る経費が捻出できなかったと思われる(幕末期に1万石で城持ちの藩は苗木藩のみである)。
(出典元:Wikipedia)
天守跡
真横を木曽川が流れる絶景に縄張りされた
天守跡
現在は展望用の櫓が設置されており遠方を見渡すことができる
石垣群
様々なタイプの石垣をみることができる
名称
- 苗木城
別名
- 霞ヶ城、赤壁城
城郭構造
- 山城
築城主
- 遠山正廉
主な城主
- 遠山氏、森氏、川尻氏
築城年
- 天文年間(1532年~1555年)
江戸期石高
- 苗木藩・遠山氏1万石
遺構
- 石垣、堀、井戸、門部材
所在地
- 岐阜県中津川市
二つ引両
遠山氏の家紋である